二ホンパイプ_パイプ・継手総合カタログ
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5-131.施工について1) 接着接合については「ニホンパイプカタログ水道用・2. 用途1) 二重管の内管は圧力用途に使用する場合、液体温度35℃以下で使用圧力(静水圧)0.75MPa以下でご使用ください。一般用」の施工案内に準じて取り扱ってください。2) 透明パイプは透明性重視の特殊素材のため、硬く切断しにくいことがあります。   特に低温時での切断は割れやすいので、ご注意ください。   なお、切断は目の細かいノコギリや丸鋸かロータリーカッターをご使用ください。はさみ形状のパイプカッターは使用しないでください。3) 二重管は外管と内管との間の空気層の温度上昇防止のため、直射日光の当たる配管はお避けください。4) やむを得ず屋外配管される場合は、外管にはVU管をご使用いただき透明パイプは使用しないでください。5) また、熱による配管の伸縮を吸収する措置(エルボ返し等)を施してください。この場合、外管にはさらに伸縮継手を設置いただくことをお奨めします。(伸縮継手設置方法は、通常の塩ビ配管と同様の方法となります。)また、内管内を流れる液体の温度変化が大きい場合や、温度差の大きい場所につきましても、同様に伸縮吸収措置を施してください。6) 管の固定部には締め付けによる応力集中が発生しないよう施工をしてください。   締付による応力集中を防ぐため、支持金具は幅広のバンドタイプをご使用ください。7) 接着接合の場合は、接合後の管内の換気を十分に行ってください。   接合後、管路を閉塞状態にするとソルベントクラック(溶剤蒸気による塩ビ管の小さな亀裂)が発生する恐れがあります。接着剤の塗りすぎにはご注意ください。エアブローで通気するなどして、溶剤臭が無くなるまで管路を密閉しないでください。特に冬季配管にはご注意ください。8) バルブソケットなど、塩ビ製品のネジ部にはシールテープを使用してください。液状シール剤などを使用した場合は、ワレが発生する可能性があります。2) 二重管の外管は排水用途仕様であり、水圧を負荷させないでください。3) 圧縮空気等の圧力気体の輸送には使用しないでくだ3.内管から液漏れした場合の注意1) 外管内から万一薬液が飛散した場合、管路に近づく場合は保護メガネ・手袋・防護服を着用してください。4.取扱いの注意1) 透明パイプはスリキズ防止のため、輸送は梱包したさい。   破損時に鋭利な管の破片が圧縮空気により飛散し大変危険です。4) 屋外露出配管の場合、直射日光に長時間さらしますと変色する恐れがあります。5) 透明パイプは、薬液により変色する恐れがあります。6) 二重管は埋設配管に使用しないでください。7) 二重管及び透明パイプは水道用途及び食品用途に適合していません。8) 透明パイプ(TV-VU)単体の使用圧力(静水圧)は、Φ50、75が0.4MPa以下、Φ100が0.3MPa以下です。  VU管単体は0.4MPa以下です。   なお、使用温度は液体温度35℃以下でご使用ください。   また無圧用途では、液体温度45℃未満でご使用ください。2)配管内の水圧は直ちにゼロにしてください。3) 外管内に溜った薬液は直ちに排水させ、長時間放置しないでください。4) エンドキャップの隙間シール部やフランジカバーなどからの薬液飛散にご注意ください。状態で行ってください。2) 管は斜めに立て掛け保管しますと、たわみくせがつく恐れがありますので、行わないでください。3) 二重管の傷つき・破損、またケガ防止のために、取扱いは丁寧に行ってください。4) その他の注意事項については、「ニホンパイプカタログ水道用・一般用」に準じてください。取扱いの留意事項

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